埼玉県上尾市で外壁・屋根塗装工事を請け負ういちず塗装です!
本日はトラブルが非常に多い防水工事についてご説明させて頂きますので、現在ご検討の方やこれからご検討し施工する方などは是非参考にしてみてください!
まず防水工事を成功させるためには、「下地処理」が非常に重要です。
この工程では、新しく施工する防水層がしっかりと下地に接着するよう、下地の状態を整えます。
下地処理が不十分だと、後に不具合が発生する可能性が高くなるため、慎重に行う必要があります。
防水工事で行う下地処理の目的や作業内容、不十分な処理が招くトラブルについて詳しく説明します。
○下地処理の目的
下地処理とは、新たに施工する防水層がしっかりと下地に接着するよう、下地を整える作業です。下地処理には、高圧洗浄やケレンといった工程が含まれ、防水層を長期間維持するために欠かせないものです。この工程を怠ると、防水層が十分な機能を発揮せず、不具合や早期劣化を引き起こす恐れがあります。
○下地処理の主な作業内容
- 高圧洗浄
高圧洗浄機を使用して、防水面に付着したホコリやコケ、カビを除去します。しつこい汚れは密着力を損なう原因になるため、丁寧な洗浄が必要です。
- 既存の防水層の撤去
既存の防水層が劣化している場合や特定の工法を採用する場合、防水層の撤去が必要になることがあります。ただし、現在主流の「かぶせ工法」では既存の防水層を撤去せず、そのまま新たな防水層を重ねることが可能です。
- ケレン(目粗し)
ケレン作業は、防水層を撤去した後、下地をスクレーパーで削り、あえて表面に細かい傷をつけて密着性を高める作業です。これにより、新たな防水層がしっかりと定着します。
- 目地処理
屋上などのモルタル部分には緩衝目地があり、温度変化によるひび割れを防ぐためのクッションの役割を果たします。古い目地は経年劣化しているため、新しいシーリング材に交換する必要があります。
- クラック補修
0.3mm以上のひび割れは放置すると防水層を損ない、雨漏りの原因になります。クラックの補修では、ひび割れを削ってコーキング材を充填し、防水性を回復させます。
- ノロ引き
ノロ引きとは、セメントや樹脂を混ぜた「樹脂ノロ」を下地に塗布する作業です。下地の劣化が激しい場合や、防水層の相性によっては、下地の調整が必要になります。
○下地処理が不十分な場合に起こる不具合
下地処理が不十分だと、シート防水ではシートの剥がれ、ウレタン防水やFRP防水では塗膜の剥がれが発生します。これを放置すると、雨漏りが発生し、建物内部に水が侵入してさらなる損傷を引き起こす恐れがあります。
○まとめ
防水工事における下地処理は、作業の成否を左右する重要な工程です。見えない部分ですが、しっかりと行わないと雨漏りなどの不具合につながります。工事を依頼する際は、見積書に下地処理の項目がしっかりと含まれているか確認することが大切です。
防水工事は外装工事の中でも非常に難しい分野となりますので、何かご相談が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。
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